2023/06/07 14:34
結論、アート投資はいかなる金融商品よりも高パフォーマンスで、
それ以外にも付加価値が得られる投資かも。
(好きな絵でちゃんと飾ってれば)
絵に興味なくて倉庫にしまうならギャンブル?
勉強も兼ねてアーティストでもある僕が調べた
アート投資の方法やメリットを分かりやすく解説!
世界的にアートへの注目度が高まっている昨今。
明石家さんまさんやKinKi Kidsさんが司会をつとめる現代アートを特集するテレビ番組が放送されたりと、
「はじめてアート作品を買ってみようかな」という方も増えているみたいです。
村上隆、奈良美智、草間彌生などの世界的に有名な日本人アーティストを中心に様々な作家がが活躍し、
独自にアートを発展させている日本の美術市場は、海外からも注目されてます。
ただ、業界自体の敷居が高いイメージがあるかも知れませんし、そもそもどこで誰の絵を買えばいいんだろう?
と考えられる方は多いと思います。
「美術市場の仕組みがわからない…」
「絵画投資にはどんなメリットがある…?」
「お手頃の安い絵をまずは買ってみたい!」
と疑問に思っている方も少なくないと思います。
今回は絵描きとしての勉強も兼ねて、アートの投資に欠かせない簡単な知識や投資の方法を調べてみましたので、
アートに関する知識がないから投資を諦めていたという人も、これから美術品などの投資を始めてみましょう!
○アートの種類
対象は、絵画、写真、彫刻…と多岐にわたり、芸術作品を取り扱うものであればなんでもアート投資になります。
最近はブロックチェーンやNFTによるアート作品画像(動画含む)のデータの取引も盛んになってきましたね。
せきぐちあいみさんという日本人のVRアーティストの作品が1300万円で落札されたニュースも話題になりました。
作品の価格は、数万円程度のものから数億円までピンキリ。
安い作品の青田買いは、上昇すれば利益は大きいけど芽が出ない作家も沢山います。
「重要なのはその作家が死ぬまで描き続けるか?」と有名アートディーラーの太郎さんは仰ってました。
たしかにアートの投資は作家の成長で価値が左右するわけですから、描くこと自体をやめられたら本末転倒です。
芸術の世界で死んでから価値が上がる。よく聞きますが、実際は高齢になるにつれて絵の値段が上がっていくようです。
悲しいことに作れる作品の数が少なっていきますから当然の話かもしれませんねww
僕は午前中に絵を描くという習慣を10年ほど続けていて絵をやめることは想像できませんが、
やはり専業画家じゃない人はやめてしまう人も多いようです、仕事に追われたり、
家族が増えたりで絵に時間をさけなくなってしまうんでしょうね。
すでに知名度がある画家さん
一方、すでに知名度のある作家の作品は、価格が安定しているのが特徴ですが、今後も値段が上がるかは運次第です。
転売しようと思えばいつでも売れるメリットがありますが、名前が売れてしまってるので、安く買うことは難しいうえ
人気がなくなると値段が下がってしまう可能性があります。
金融投資との明らかな違い
株や先物などの金融商品との大きなの違いは、作品を愛でることができること、インテリアとして
日々楽しむことができることが上げられます。
あと、購入する際に作家や作品との出会いがあること。
「そういった出会いが自らのクリエイティビティにつながる」というアートコレクターの方は多いようです。
日本でも近年盛んなアート投資
IT系起業家などを中心に日本でも若年層のアートコレクターが急増していますが、
有名どこで言うとストライプ・インターナショナルの元社長・石川康晴さんや、元ZOZO社長の前澤友作さん、
ファーストリテイリングの柳井正さんがアートコレクターとして知られています。
2017年に前澤友作さんが約130億円でバスキアの作品を購入したことで話題になりました。
ファーストリテイリングの柳井正さんは「ファッションとアートには重要な関連性があり、
作品を購入することで良いインスピレーションを得ることができる」と言っています。
ちなみに僕もファッションや音楽からインスピレーションを受けることが多いです。
精進と煩悩の絵タイトル「advance」
巨大な世界のアート市場
美術市場は全世界で推計7兆と言われていて、
1番大きなアート市場を持つ国はアメリカで、世界全体の44%ものシェアを持ちます。
次いでイギリスの20%、中国18%、
しかし一方で日本の市場は約2500億円で、世界全体の3.6%にすぎません。
それでも2017年の調査では0.5%だったので、この数年で急成長してます。(2021年調べ)
みなさんの身近な日本人の方でアート投資やアート収集を行っている人は少ないかもしれませんが、
驚くことに日本は美術館の入場者が世界一ですし、日本人がアートに関心がない訳ではないようです。
土地が狭く家や壁が小さいというのがよく理由にあげられますが、
ただアートを購入し、所有するという風習や習慣がないだけかもしれません。
アート投資をする3つのメリット
将来的に作品が高額になる可能性がある
アート作品は、アーティストの知名度が上がった時などに、価格が激しく上昇することがあります。
運が良ければ数十倍、数百倍になることも。(あぁそうなりたい)
有名どこで言えば、奈良美智さんの場合、数万円で販売されていた初期の頃の絵が、現在では1000万円を超える値がついています。
もちろん、全てがそうなる訳ではありませんが、アート投資は全体としてもリターン率が高い投資先といわれてます。
Artprice.com(アートプライス ドット コム)という世界中のアート作品の売買情報を統計分析しているサイトによると、
2000年以降の作品の年間上昇率は平均して8.9%。2000年から2020年までに約1700%上がってるそうです。
(値を上げる作家がメチャクチャ上がるだけで、価値が変らない作家がほとんどです)
世界の株式と比べても効率がいいですし、作家以外にもアートに携わって大儲けしてる人が沢山いそうです(笑)
ちなみに僕の絵もありがたいことに6年前と比較すると4倍ほどの値段で売れるようになりましたが、それでも業界的にはかなり安価。
ギャラリーさん(仲介業者)を介さずにひとりで完結させようとしてるのでしょうがないです。
節税対策(アートファンド)になる
100万円以内であれば美術品は経費として認められていることから、節税に使われることも多いみたいです。
100万円以上でもロビーや会館、会議室など不特定多数の人が観ることになる場合などは認められることが多いようです。
病院とかホテルのロビーや会議室にはよく絵が飾られてますが、経費で落ちてたんですねー!
僕の絵は会議室とか病院には向かないかな(笑)
アート作品は減価償却資産として取り扱われます。
購入時にかかる諸経費も含めて、資産とすることが可能であり、通常8年から15年で分割されます。
○アーティストを支援する楽しみがある
プライマリー市場(オークションではなく一次売買)で作品を購入することは、なんと言ってもアーティスト支援になります。
アーティストが創作活動を続け、作品を作るためにはお金が必要になってきます。
僕も専業画家(副収入はあった)になりたての時は大変でした。
アーティストにとって「作品が売れた」ということが実績、キャリアにつながっていきます。
経験上ひとつ売れると同じような絵がパパパン一気に売れたりします。
アート投資には、アーティストを自分の手で育てていくという楽しみもあるようです。
また作家と直に出会い話をすることで、自分の刺激になりインスピレーションが湧くこともあると多くのコレクターは言います。
ビジネスで成功している人にアートコレクターが多い理由は、一概には言えませんが、
出会いや、発想のヒントを与えてくれるアート投資に、特別な価値を見出してるからなのかもしれません。
※アートマーケットやオークションの種類などは別の記事でアップします。
以上、途中無理やり自分の作品をねじ込みましたが気を悪くされた方ごめんなさい。
それでも最後まで読んでいただきありがとうございました!
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