2023/07/04 16:53

廃品Tシャツとグレーズ技法

今回はうちのオリジナルキャラクターの少年フィリップ君です。
彼の顔を大きく、淡い色調になるようにグレーズで描きました。

グレーズ技法は、絵画でよく使われるのテクニックで、透明または半透明の色層を何層かかさねて、乾いた絵画の表面に薄く塗るものです。

色を深めたり、画面の各部分のトーンを微調整したり、色彩の鮮やかにしたりするのに使われ、グレーズ層は光を透過し、その下の色層を反射することで、画面に深みと光沢を加えます。



Tシャツの生地をハンドコラージュ

最初に裸のフィリップを描いて、Tシャツの生地をカットしてコラージュ、彼のお召し物にしました。

裸のフィリップ君


平面的な絵にシャツだけ本物なんでいい意味で違和感がうまれ、とても個性的な絵に仕上がりました。

SDGsの取り組みというととても大袈裟だけど、ファストファッションとして大量に作られた洋服、安く手に入る一方で、むかしから少し違和感を感じていました。

自分シャツを捨てるときに「何かにリサイクルして使えないかなぁ」と思ったことから今回の絵ができました。


生意気にSDGsとか言っとりますが、単純に面白い質感が出ることが分かったので、これからどんどん作っていきます。


この作品はすでに僕のM art club(オンラインショップ)に出品しています。この作品に出会ってくださり、気に入ってもらえる方が見つかることを願っています。

長々と書きましたが、読んでいただきありがとうございました。